フランス美術誌が読み解く、CREAの光

ゆっくりと流れる時間、感謝する心、そして自らも生命ある世界の一部であるという意識を、見る者に取り戻させてくれます。

――フランソワーズ・イカール 『République des Arts』掲載評論より、日本語訳の一部を抜粋

République des Arts, Numéro 6, pp. 58–59

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『République des Arts』について

レピュブリック・デザール

『République des Arts』は、日本とフランスのアーティストを厳選して紹介する、パリ限定販売の美術誌です。発行元の案内によると、パリ市内のキオスク、セレクトショップ、美術館などの実店舗に配本されています。

用紙にもこだわった高精細印刷を採用し、作品集やカタログのように、作品をじっくり鑑賞できる誌面が特徴です。

第6号では、CREAの六作品が見開き二ページにわたって掲載されました。フランソワーズ・イカール氏による評論「生命に宿る聖なる歓び」では、作家の表現全体と、それぞれの作品に宿る光や自然、生命の感覚が読み解かれています。

CREAの作風への評論

評論抜粋

CREAの作風について、フランソワーズ・イカール氏は次のように評しています。

生命に宿る聖なる歓び

CREAの作品は、技法そのものではなく、光と、光が呼び起こす感覚を重視しているという点において、ある側面では印象派を想起させます。その表現言語は明確に抽象的でありながら、鑑賞者はそこに自然が常に存在する、心の内なる風景を直感的に見出します。抽象化は現実を消し去るのではなく、その本質を明らかにしているのです。

……

CREAの作品は、決して人を圧倒することを目的としていません。それは、内面的な体験へと私たちを誘うものです。光を通して、沈黙、観想、安らぎの空間を開き、現代社会の中で私たちが時に忘れてしまうもの――ゆっくりと流れる時間、感謝する心、そして自らも生命ある世界の一部であるという意識――を、見る者に取り戻させてくれます。おそらく、そこにこそ彼女の作品の真の力があるのでしょう。

評論:フランソワーズ・イカール
『République des Arts』第6号、58–59ページ
評論「生命に宿る聖なる歓び」の冒頭と結びより抜粋・日本語訳

六つの作品を、評論とともに

鎮守の森

「鎮守の森」は、無数の緑のタッチによって構成され、森そのものの姿というよりも、その息吹を伝えています。具体的に描かれているものは何もないにもかかわらず、そこにはすべてが存在しています。植物の密度、森が持つ再生の力、そして自然と視線を光へと導く生命の躍動です。

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やさしさが生まれる時

「優しさ」をどのように表現すればよいのでしょうか。何よりも内面的な体験に属する感覚に、どうすれば目に見える形を与えることができるのでしょうか。CREAは、あらゆる具体的な描写を手放すことで、この問いに応えています。彼女は何かを「見せよう」とするのではなく、「感じる」ことへと私たちを誘います。その作品に向き合うには、瞑想にも似た心の開かれ方が求められます。見る者は、何かを特定しようとすることをやめ、ただ受け入れるようになるのです。

「やさしさが生まれる時」では、淡いピンク、明るい白、繊細なニュアンスを帯びた緑の調和が、限りなく静謐な空間を形づくっています。そこでは「優しさ」が具体的に描写されているのではありません。作品を見つめる者の内側へと少しずつ広がっていく、感覚そのものとなっています。

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光域

光は、彼女の絵画全体を貫く真の主題です。それは単に何かを照らすだけではなく、物事を明らかにし、変容させ、より高みへと導きます。すべての作品に存在する光は、日常が消え去り、幸福な観想へと置き換わる内的な空間へ、見る者の視線を導いていきます。CREAにとって自然とは、光がその創造力と生命を育む力を余すところなく発揮する、特別な場所なのです。

「光域」では、この動きが力強く現れています。暗い背景から次第に明るい色彩が湧き上がり、自然と視線を上方へと導いていきます。ここで光は、上昇、自己超越、そして希望の象徴となっています。その光は単に画面の中に現れるだけではなく、次第に空間全体へと広がり、見る者を少しずつ包み込んでいくかのようです。闇からより明るい領域へと移りゆくその変化は、作品に開放感と広がりをもたらしています。鑑賞者自身もまた、満ちゆく光に迎え入れられ、あたかもその光そのものが、自ら足を踏み入れることのできる空間となったかのような感覚を覚えるでしょう。

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気配

「気配」では、深い緑、繊細な藤色、温かみのある茶色が、豊かな森の木々に迎え入れられるときの独特な感覚を再現しています。多彩な色調が植物の存在に包み込むような奥行きを与え、その一方で、遠方に置かれた光は静かな呼び声のように作用します。その光は森の奥にひとつの道を開き、見る者の視線をゆっくりとその中へ誘っているかのようです。この作品は、人間と自然との交感を讃えるとともに、自然がいかに私たちに新たな活力を与えてくれる場所であるかを思い起こさせます。そこにあるのは、単に森を眺めるという体験ではありません。森に迎え入れられ、守られながら、少しずつ内なる静けさへと導かれていくような感覚なのです。

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First Light(Big Bang)

「First Light(Big Bang)」で、CREAは生命の起源そのものへと遡ります。科学的な理論を図解しようとするのではなく、その根源的な思想――世界の誕生としての光の出現――を絵画へと置き換えています。原初の爆発は、画面全体へと行き渡る光の放射へと変貌しています。

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祝福

そして「祝福」は、彼女の創作姿勢全体を見事に集約した作品です。温かな黄色が放射状に広がる光の中心を軸として構成され、太陽のエネルギー、生命を育む母胎、そして内なる平安を同時に想起させます。この円環状の光に包み込まれることで、鑑賞者は自分自身、そして自然との深い和解にも似た感覚を覚えます。

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「生命に宿る聖なる歓び」— 評論全文

日本語訳全文

CREAの作品は、技法そのものではなく、光と、光が呼び起こす感覚を重視しているという点において、ある側面では印象派を想起させます。その表現言語は明確に抽象的でありながら、鑑賞者はそこに自然が常に存在する、心の内なる風景を直感的に見出します。抽象化は現実を消し去るのではなく、その本質を明らかにしているのです。

「鎮守の森」は、無数の緑のタッチによって構成され、森そのものの姿というよりも、その息吹を伝えています。具体的に描かれているものは何もないにもかかわらず、そこにはすべてが存在しています。植物の密度、森が持つ再生の力、そして自然と視線を光へと導く生命の躍動です。

「優しさ」をどのように表現すればよいのでしょうか。何よりも内面的な体験に属する感覚に、どうすれば目に見える形を与えることができるのでしょうか。CREAは、あらゆる具体的な描写を手放すことで、この問いに応えています。彼女は何かを「見せよう」とするのではなく、「感じる」ことへと私たちを誘います。その作品に向き合うには、瞑想にも似た心の開かれ方が求められます。見る者は、何かを特定しようとすることをやめ、ただ受け入れるようになるのです。

「やさしさが生まれる時」では、淡いピンク、明るい白、繊細なニュアンスを帯びた緑の調和が、限りなく静謐な空間を形づくっています。そこでは「優しさ」が具体的に描写されているのではありません。作品を見つめる者の内側へと少しずつ広がっていく、感覚そのものとなっています。

光は、彼女の絵画全体を貫く真の主題です。それは単に何かを照らすだけではなく、物事を明らかにし、変容させ、より高みへと導きます。すべての作品に存在する光は、日常が消え去り、幸福な観想へと置き換わる内的な空間へ、見る者の視線を導いていきます。CREAにとって自然とは、光がその創造力と生命を育む力を余すところなく発揮する、特別な場所なのです。

「光域」では、この動きが力強く現れています。暗い背景から次第に明るい色彩が湧き上がり、自然と視線を上方へと導いていきます。ここで光は、上昇、自己超越、そして希望の象徴となっています。その光は単に画面の中に現れるだけではなく、次第に空間全体へと広がり、見る者を少しずつ包み込んでいくかのようです。闇からより明るい領域へと移りゆくその変化は、作品に開放感と広がりをもたらしています。鑑賞者自身もまた、満ちゆく光に迎え入れられ、あたかもその光そのものが、自ら足を踏み入れることのできる空間となったかのような感覚を覚えるでしょう。

「気配」では、深い緑、繊細な藤色、温かみのある茶色が、豊かな森の木々に迎え入れられるときの独特な感覚を再現しています。多彩な色調が植物の存在に包み込むような奥行きを与え、その一方で、遠方に置かれた光は静かな呼び声のように作用します。その光は森の奥にひとつの道を開き、見る者の視線をゆっくりとその中へ誘っているかのようです。この作品は、人間と自然との交感を讃えるとともに、自然がいかに私たちに新たな活力を与えてくれる場所であるかを思い起こさせます。そこにあるのは、単に森を眺めるという体験ではありません。森に迎え入れられ、守られながら、少しずつ内なる静けさへと導かれていくような感覚なのです。

「First Light(Big Bang)」で、CREAは生命の起源そのものへと遡ります。科学的な理論を図解しようとするのではなく、その根源的な思想――世界の誕生としての光の出現――を絵画へと置き換えています。原初の爆発は、画面全体へと行き渡る光の放射へと変貌しています。

そして「祝福」は、彼女の創作姿勢全体を見事に集約した作品です。温かな黄色が放射状に広がる光の中心を軸として構成され、太陽のエネルギー、生命を育む母胎、そして内なる平安を同時に想起させます。この円環状の光に包み込まれることで、鑑賞者は自分自身、そして自然との深い和解にも似た感覚を覚えます。

CREAの作品は、決して人を圧倒することを目的としていません。それは、内面的な体験へと私たちを誘うものです。光を通して、沈黙、観想、安らぎの空間を開き、現代社会の中で私たちが時に忘れてしまうもの――ゆっくりと流れる時間、感謝する心、そして自らも生命ある世界の一部であるという意識――を、見る者に取り戻させてくれます。おそらく、そこにこそ彼女の作品の真の力があるのでしょう。

評論者について

評論 フランソワーズ・イカール

2021年、芸術文化勲章を受勲。芸術振興協会ARTEC会長、ヨーロッパと世界の女性アーティスト市民の会アルトゥエルスグループ会長、ラバーゼ事務局長、フランス芸術記者組合会員、職業芸術家組合会員、芸術・科学・文学会員。SMLH(レジオン・ドヌール勲章会員協会)準会員、ヨーロッパ芸術科学文学アカデミー(AESAL)永久幹事。トゥール大学を卒業後、ルーヴル美術館の肖像画家であった父のもとでデッサンとパステルを学ぶ。教師としてのキャリアをスタートさせ、BTS(上級技術者免状)のコミュニケーションと心理社会学、創造性を専門に指導。ラジオ番組の司会、テレビ出演など多くのメディアでも活躍している。

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