アーティスト情報
プロフィール
現代アーティスト。自然や光、生命の循環をテーマに、抽象表現を中心とした作品を制作している。家政学部被服学科卒業。油彩と日本画を学び、現在はアクリルを主な表現技法としている。
家業である生コンクリート事業の経営に25年携わり、山や自然の恵みが人の暮らしや社会を支えていることに、日々の仕事の中で向き合ってきた。また、環境再生医として自然環境について学ぶ中で、自然と人の営みがどのように関わり合っているのかへの関心を深めている。
さらに、ウェルビーイングの研究や企業・自治体向け研修に携わる中で、人が本来持つ感性や生命力、よりよく生きることへのまなざしを深めてきた。その経験は、作品に向き合う姿勢にも息づいている。
20年以上続ける茶道で培った静けさと余白の感覚、自然への敬意、日本的な精神性を背景に、観る人が自分の内側にある光や命のよろこびを思い出すきっかけとなる作品を届けていく。
アーティストステイトメント
アート活動の原点は、幼い頃に感じた「描くこと」への純粋なよろこびです。
2024年の年末、私は、無心で絵を描く機会に恵まれました。その時間を通じて、生きていることそのもののよろこびに触れるような感覚を感じました。それと同時に、幼い頃のあの純粋なよろこびが鮮明によみがえり、絵を描くことが自分にとって本当に大切な存在だとあらためて気づきました。
絵を描くことは、自分の本質に触れ、心の内なるものを形にしていく行為です。私は、すべての命が持っている「静かな力」や「美しさ」を表現したいと思っています。植物や動物たちは、自分を誇示することなく、ただその命を生きています。自然の中に身をおき、その姿に触れることで、私たちは、人間が本来持つ感覚を思い出し、もっと自然と共に愛と調和の中で生きられるのではないでしょうか。
活動の中心テーマは「命のよろこび」です。しかし、この言葉は、楽しさや嬉しさだけを指すものではありません。悲しみや迷い、何気ない日常も含めて、今この身体を持って生きていることそのものの輝きです。私が描きたいのは、自然と人間が切り離された世界ではなく、川の水、森、光、花、動物、宇宙のように、すべての命がつながり、循環し、調和している世界です。
私が絵を描く根底には、世界がもっと平和で、命への敬意と愛を中心に巡っていくことへの想いがあります。観る人は、絵を通して自分の内側にある自然とのつながりや、命のよろこびを感じられるかもしれません。そしてその感覚は、人との関わり方、自然との向き合い方、日々の選択を少しずつ変えていくことでしょう。
私はよろこびとともに絵を描き、作品に宿る命のエネルギーを、多くの方へ届けていきたいと思っています。目指しているのは、すべての命が調和し、それぞれがよろこびを持って生きられる世界の実現です。アートを通して、その世界の実現に貢献していくことが私の願いです。